ロシア刑務当局が反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)の死亡を発表した翌日の17日も、露各地で市民らが政治弾圧犠牲者の記念碑に献花するなど、ナワリヌイ氏の死を追悼する動きが続いた。
治安当局が取り締まりに乗り出し、露人権監視団体「OVDインフォ」によると、17日までに首都モスクワや第2の都市サンクトペテルブルクなどで359人が拘束された。
ただ、ナワリヌイ氏の死を受けた大規模デモなどは発生しておらず、ウクライナ侵略後、反政権的な行動への抑圧が極度に強まった露社会の現状が改めて示された。ナワリヌイ氏が2021年1月に拘束された直後には、2回にわたり各地で計10万人以上が参加する抗議デモが起きていた。
露外務省は16日、欧米は死因などが未確定な段階でロシアを非難しているとし、「彼らは偽善や冷笑主義、不道徳を再び露呈した」と反発した。
露反体制派の象徴的存在だったナワリヌイ氏について、露刑務当局は16日、収監先の北極圏ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で急死したと発表。露メディアによると、司法当局は16日、死因などを確認する調査委員会を設置し、要員を現地に派遣した。ナワリヌイ氏の母親は死亡を正式に通知されたという。
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