トランプ氏支持率、平均42％に回復－22年の中間選挙前以来の高水準 - ブルームバーグ

11月の米大統領選の共和党候補指名争いでトップに立つトランプ前大統領の支持率が、各種世論調査の平均で42％と2022年11月の中間選挙前以来の高水準に達したことが分かった。本戦で再対決となる公算の大きいバイデン大統領の支持率は 40％前後だった。

　　リアルクリアポリティクスの最新の集計によるもので、返り咲きを狙うトランプ氏の支持率は22年12月に記録した過去最低の36％から回復した。好意的意見を持つ有権者の割合は各候補者のブランドの強さを示すと考えられ、全米の世論調査を全般的に反映する。

　　バイデン氏の支持率は政権発足当初はトランプ氏を上回っていた。一方、再選を目指すバイデン大統領との対決となった場合では、トランプ氏が現時点で平均２ポイントリードしていることが、リアルクリアポリティクスの集計で示された。

　　ただ、バイデン、トランプ両氏を合わせた支持率は82％と歴史的な低水準近辺にあり、有権者の18％が両氏に不満を抱いていることになる。このように民主・共和両党の候補者に不満を持つ「ダブルヘイター」と呼ばれる有権者は投票を行わないか、ロバート・ケネディ・ジュニア氏といった無所属候補に投票することで、選挙結果を左右する可能性がある。