集落で暮らしていたロニット・イフェルガンさん（49）と家族は自宅に隠れ難を逃れましたが、多くの知人を亡くし、激しく破壊された住宅は当時のまま残されています。
4か月がたつ中でも水道などのインフラは復旧しておらず、安全も確保されていないため、イフェルガンさんは100キロ以上離れた別の集落で生活を続けています。
以前からドキュメンタリー映画を撮影してきたイフェルガンさんは、集落をたびたび訪れては襲撃後の様子を記録し続けていますが、イスラエルとハマスの衝突に終わりが見えない中、集落での暮らしが再建できるか疑問を抱いているといいます。
イフェルガンさんは「私の中では10月7日から時が止まっている。穏やかな暮らしを取り戻せるのか、再び襲撃を受けるのか、この先どうなるかわからず、どうすべきか決められない」と話していました。
また、集落には被害の様子を確認しようという団体の訪問が相次いでいて、イフェルガンさんは亡くなった知人の家などが多くの人の目にさらされることに複雑な感情を抱いていて「何が起きたかを知ってもらうことは大切だが、気持ちの整理が難しい」とも話していました。
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