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台湾立法院長に最大野党から韓国瑜氏選出…親中的な言動で知られる - 読売新聞オンライン

 【台北=園田将嗣】台湾の立法院(国会、定数113)は1日、立法院長(国会議長)に、対中融和路線を掲げる最大野党・国民党の 韓国瑜ハングオユー 氏を選出した。1月の総統選と同時実施された立法委員(国会議員)選で少数与党に転落した民進党の 頼清徳ライチンドォー 次期総統は苦しい政権運営を迫られそうだ。

 院長選では、立法委員選で52議席を獲得した第1党の国民党が韓氏、51議席の民進党が前院長の游錫堃氏、8議席でキャスチングボートを握る台湾民衆党が自党候補をそれぞれ推薦した。1度目の投票では決まらず、上位2人による決選投票で民衆党が棄権し、韓氏が游氏を破った。

 韓氏は親中的な言動で知られ、南部・高雄市長だった2019年には、中国が統制を強める香港で中国政府の出先機関を訪問した。院長は、法案審議などで賛否が同数の場合に議決権を持つ。

 韓氏は就任式後、「中立な立場で議会を運営し、立法院の権力と責任を最大限に果たす」と語った。与野党団結の必要性も強調した。敗れた游氏はSNSで、立法委員を辞職すると表明した。

 中国による圧力が強まる中で、民進党政権は、日米欧などとの議員交流に力を入れてきた。台湾メディアは、立法院を国民党が主導することで、こうした交流が影響を受けかねないとの見方を伝えている。

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