高層マンションも破壊 中心部で銃声 キエフ攻撃開始か 露ウクライナ侵攻に世界各国で抗議の声 渋谷にも群衆が - www.fnn.jp

ロシアがウクライナに軍事侵攻して、3日目。

首都・キエフへの攻撃も開始され、高層マンションにミサイルが直撃するなど、市内各地で被害が拡大している。

クリミア半島から、ウクライナに向けて進軍するロシアの軍用車両。

途切れることなく連なっていて、さらに戦力を増強していることがわかる。

一方、別の写真では、首都・キエフでロシア軍を待ち構えるウクライナの国家親衛隊が確認できる。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「今夜、ロシアが攻撃してくる。今夜は耐えなければならない」

ウクライナのゼレンスキー大統領は、25日に行った演説で、「今夜は最も厳しい1日になる」と、ロシア軍がキエフに迫っていることを説明した。

キエフに滞在している日本人・中村仁さんが撮影した動画では、現地時間2月25日午後10時35分ごろ(日本時間26日午前5時すぎ)に空襲警報が初めて聞こえたことが確認できる。

窓の外から聞こえる爆発音。
地元メディアは、ロシア軍がキエフ中心部への攻撃を開始したと報道。

キエフ市内の地下鉄の駅には、多くの市民が避難していた。

避難した男性「わたしたちを攻撃しないでください。それ以外に何を言えますか」

そうした中で、閣僚らとともに自撮りした動画を公開し、キエフにとどまり、戦う姿勢を示したゼレンスキー大統領。

夜が明けたあと、今度はワンショットの動画をアップした。

ゼレンスキー大統領「わたしはここにいる。武器を放棄しない。われわれの国を守る」

アメリカのワシントン・ポスト紙は、ゼレンスキー大統領の命が狙われているとして、アメリカ政府が国外に逃がす準備を整えたものの、大統領がそれを拒否したと報じている。

一夜が明けたキエフ市内の様子。
道路には燃えている車が。

ロシア軍の攻撃を受けたとみられる。

ウクライナ侵攻を続けるロシア軍は、26日、キエフなど複数の都市に巡航ミサイルなどによる攻撃を開始。

地元メディアは、空港近くの高層マンションが、ミサイルの直撃を受け、被害が出ていると伝えている。

またロイター通信は、キエフ中心部の政府機関の建物が多い地区で、銃声が聞こえていると伝えている。

国際社会は、いかにしてロシアのウクライナ侵攻に抗議の意思を示すのか。

安保理の前には、たくさんのメディアが詰めかけていた。

日本時間の26日朝に開かれた、国連の安全保障理事会。

ロシアのウクライナ侵攻を非難し、即時撤退などを求める決議案が採決された。

しかし、常任理事国で当事者のロシアが拒否権を行使したため、否決された。

ロシアの首都・モスクワにあるウクライナ大使館には、多くの花が手向けられていた。

花をささげた人「ウクライナの兵士に、ひざをついて謝りたい」

ロシアの軍事侵攻に対する抗議の声は、世界各国に広がっている。

抗議の集会は、東京でも。

26日午後2時すぎの渋谷駅前は、ロシアへの抗議活動に参加する人々であふれかえっていた。

参加者「戦争反対です。人ごとじゃないと思ったので来ました」

渋谷・ハチ公前では、軍事侵攻に反対する在日ウクライナ人や、日本人およそ2,000人が集まり、抗議の声を上げた。

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