米独首脳、対ロ協調強力制裁で一致―ウクライナ危機 - 時事通信ニュース

2022年02月08日09時10分

７日、ホワイトハウスで会談するショルツ独首相（左）とバイデン米大統領（ＡＦＰ時事）

　【ワシントン時事】バイデン米大統領は７日、訪米したドイツのショルツ首相と会談した。バイデン氏は会談後の共同記者会見で、ロシアがウクライナに侵攻した場合、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム２」計画は進まないと強調。ショルツ氏も「結束して対応する。全ての必要な措置を取る」と応じ、対ロ制裁で米独の一致した姿勢を世界に示した。

ウクライナ情勢

　米欧は協調して強力な経済制裁の準備を進め、ロシアの侵攻阻止を目指している。ロシアにエネルギー供給を依存するドイツに対し、米国はこれまでノルドストリーム２の稼働に反対する考えをたびたび表明。首脳会談で足並みをそろえられるかが焦点となっていた。
　バイデン氏は会見で、外交を通じた問題解決でショルツ氏と一致したと強調。ロシアが侵攻に踏み切れば「厳しい結果を伴う」と述べ、強力な経済制裁で対抗する構えを改めて示した。

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