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インド、現代自のカシミール関連ツイートで韓国大使に不快感表明 - ロイター (Reuters Japan)

2月8日、韓国の現代自動車のパキスタンのパートナー、ニシャット・グループによるカシミール地方に関するソーシャルメディア(SNS)への投稿についてインド政府は駐インド韓国大使を呼んで不快感を表明したことを明らかにした。写真は2018年1月撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ニューデリー 8日 ロイター] - 韓国の現代自動車のパキスタンのパートナー、ニシャット・グループによるカシミール地方に関するソーシャルメディア(SNS)への投稿についてインド政府は8日、駐インド韓国大使を呼んで不快感を表明したことを明らかにした。

インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の人々に連帯感を示したコメントに対して現代自がSNS利用者からの反発に直面する中、印韓双方の外務相が電話会談を実施した。

インド外務省報道官は8日、韓国の鄭義溶(チョン・ウイヨン)外相がインドのジャイシャンカル外相との会談で遺憾の意を表したと発表した。

この問題は、パキスタンが毎年恒例の「カシミール連帯の日」を迎えた翌日の今月6日に発生。パキスタン最大の複合企業、ニシャット・グループはツイッターとフェイスブック、インスタグラムで、自治を求めるカシミール地方の人々の動きを称える投稿をした。

この外交上のエスカレーションは、友好関係を長年築いてきた両国間の不和を示すまれな出来事。この地域で高まるナショナリズムの中で、グローバル企業が現地のセンシティブな反応を舵取りする際に直面するリスクを浮き彫りにしている。

インドとパキスタンはそれぞれカシミール地方の一部だけを支配しているが、双方とも完全な領有権を主張している。

インド外務省のアリンダム・バグチ報道官によると、投稿に関して駐インド韓国大使が7日にインド外務省に呼ばれて「ヒュンダイ・パキスタンによるソーシャルメディアへの投稿は容認できず、政府の強い不快感が伝えられた」と説明。「この問題はインドの領土保全に関わるものであり、妥協することはできないことを強調した。会社側が適切な行動を取り、問題に適切に対処することを期待している」と述べた。

現代自は8日、パキスタンのパートナー企業のアカウントからの「無許可」のツイートによってインドの人々に引き起こされた不快感を非常に遺憾に思うとの声明を発表した。

ニシャット・グループは、ロイターによるコメント要請に応じていない。

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