プーチン氏、ウクライナ情勢悪化させないと保証－マクロン氏が主張 - ブルームバーグ

フランスのマクロン大統領は、ロシアのプーチン大統領からウクライナを巡る情勢をこれ以上悪化させることはないとの保証を得たと述べた。ロシア大統領府はこの確認を避け、緊張激化は西側が原因だと非難の矛先を向けた。

　　マクロン氏は８日、モスクワからウクライナのキエフに向かう航空機内で記者団に対して語った。保証の内容は明らかにしなかった。同氏とプーチン氏は前日午後に約６時間にわたって会談し、終了後に共同記者会見を開いたが、具体的な措置に関する言及はなかった。

　　ロシア大統領府のペスコフ報道官はマクロン氏の主張についてコメントを控え、米国とその欧州同盟国はロシアの安全保障上の懸念を無視し、ウクライナに武器を供給して緊張を高めていると非難。今月予定されているベラルーシでの演習が終わればロシア軍はそれぞれの所属基地に戻ると述べ、「プーチン大統領はマクロン大統領の考えには合理的な要素があり、それを基に今後作業を継続できると指摘した」と説明した。

　　マクロン氏は８日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定。

原題：

Macron Says Putin Assured Him of No Escalation: Ukraine Update（抜粋）

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