【ワシントン共同】米中央軍は9日、パレスチナ自治区ガザの北部に人道支援物資を空中から投下したと発表した。C130輸送機で少なくとも4万1400食分の食料と2万3千本の水のボトルを供給した。陸路での物資搬入と分配が難しいため、2日に投下を始めた。
国連によると、ガザでは50万人を超える人々が飢餓に直面し、物資投下で危機が緩和できるかどうかは不透明。米政府は海からの搬入のため埠頭の整備を目指す。
ガザ当局によると、8日までの物資投下の一部でパラシュートが完全に開かず、市民に直撃して5人が死亡した。どの国の物資かは不明で、米軍は関連を否定した。9日も地上で複数のけが人が出たとの報道がある。
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