「世界の多極化」。中国の全国人民代表大会(全人代)に合わせて7日に北京で記者会見した王毅共産党政治局員兼外相が繰り返し言及したキーワードだ。米中対立や中東情勢、ロシアのウクライナ侵攻など国際情勢を網羅する質問が飛び、1時間半に及んだ会見内容から、そこに込められた習近平指導部の戦略を探った。
そもそも中国にとって国際社会を左右する「極」とは何か。まず米国とロシアがそこに入ることは間違いないだろう。王氏は7日の会見で21個の質問に答えたが、2国間関係について個別に語ったのは米国とロシアのみ。両国を別格の大国と見なしていることが分かる。会見での質疑の順番をロシアメディアが先、米国メディアを後としたのは、中露の共闘によって、米国に対抗する意思の表れとも言えそうだ。
会見では、欧州についても…
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