ウクライナに着弾のミサイル、北朝鮮製か…過去の軍事パレードに登場したものと酷似 - 読売新聞オンライン

　ウクライナ東部ハルキウ州当局は６日、ロシアが攻撃に使用したとみられる北朝鮮製弾道ミサイルの残骸の映像を公開した。配線が露製ミサイルと異なり、外見が北朝鮮のミサイルと酷似しているという。

　ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」などが報じた。このミサイルは、昨年１２月２９日から今年１月２日にかけての攻撃でハルキウに着弾したもので、後部の部品が破損せずに残っていた。外見が露製の短距離ミサイル「イスカンデル」と似ており、直径が約１０ミリ大きい。弾頭や底部の形状が、過去に北朝鮮の軍事パレードに登場したものとよく似ているという。

　一般的にロシアや旧ソ連製ミサイルは部品に製造工場名などが記載されているが、このミサイルにはなかった。担当者は「情報を隠す意図があるためだ」と指摘した。

　北朝鮮は、ロシア製のイスカンデルを基にして、変則軌道で飛ぶ短距離弾道ミサイル「ＫＮ２３」を開発したといわれている。

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