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ウクライナに追加軍事支援 欧州東部防衛強化、中ロ連携に警戒―NATO首脳会議 - 時事通信ニュース

2022年03月25日00時55分

24日、ブリュッセルで写真撮影に臨む北大西洋条約機構(NATO)加盟各国の首脳(AFP時事)

24日、ブリュッセルで写真撮影に臨む北大西洋条約機構(NATO)加盟各国の首脳(AFP時事)

  • 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長=23日、ブリュッセル(AFP時事)

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は24日、ブリュッセルの本部で緊急首脳会議を開き、ロシアのウクライナ侵攻を強く非難する共同声明を採択した。ロシアの攻撃が激化し、化学兵器使用への警戒感も強まる中、ウクライナへの全面的な連帯を示し、追加的な軍事支援を行う方針で一致した。
 NATO首脳は、ロシアの脅威が常態化すると判断。欧州東部を中心に防衛態勢全体を大幅強化することでも合意した。ロシアと中国との連携も警戒。声明では中国に対し、侵攻や制裁回避を支援せず、平和的解決を働き掛けるよう求めた。
 ストルテンベルグ事務総長は終了後の記者会見で「ウクライナ支援に全力を尽くす決意だ」と改めて強調した。
 会議では、ウクライナのゼレンスキー大統領がオンラインで演説。「国民や都市を守るため、制限のない支援が必要だ」と訴え、戦闘機や戦車、対空・対艦防衛装備などの提供を求めた。ロシアが24日に「非人道兵器」と呼ばれる白リン弾を使用し犠牲者が出たとも主張した。
 NATOによる追加支援の詳細は明らかにされていないが、米政府高官は「対艦ミサイル提供について加盟国と協議を始めた」と語った。ロシアによる化学兵器や核兵器の脅威に対処するための装備品提供のほか、サイバー防衛への援助なども進める方針だ。
 防衛態勢強化では、ロシアの軍事行動が加盟国にも及ぶ事態を警戒し、中長期的に陸海空戦力を大幅増強。まず、今回の危機を受けた即応態勢の強化のためブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキアに派遣している部隊について、事実上常駐の多国籍戦闘群として展開する。配備済みのポーランド、バルト3国と併せ、バルト海から黒海に至る欧州東部の防衛態勢を固める。

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