【広州=比奈田悠佑】中国国営新華社は26日夜、南部の広西チワン族自治区で21日に中国東方航空機が墜落した事故で、乗客乗員132人全員の死亡が確認されたと報じた。中国本土で起きた航空事故としては3番目に多い死亡者数となり、過去約20年で最悪となった。
新華社など中国メディアが一斉に報じた。墜落事故の対策本部が乗客123人と乗員9人の死亡を確認したという。これまでに遺留物が複数見つかっており、DNA検査などにより照合を進めていた。
航空事故のデータを集計するアビエーション・セーフティー・ネットワークによると中国本土では1980年代から2000年代初頭にかけて死亡者100人を超える航空事故が複数発生した。今回の中国東方航空機の事故は、中国西北航空機による160人死亡の事故(1994年)、中国南方航空機による141人死亡の事故(1992年)に次ぐ規模の惨事となった。
事故原因の解明のカギとなる「ブラックボックス」はこれまでにパイロットらの音声を記録する装置を回収済みだ。対策本部は26日夕の記者会見で、回収した機体破片など回収物の成分検査も進めているが、現時点で爆発物の成分は検出されていないとしている。
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