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「ウクライナと共に」 連帯表明続々、国連総会特別会合―ロシア、ベラルーシに批判 - 時事通信ニュース

2022年03月01日20時46分

2月28日、ニューヨークで国連総会の緊急特別会合開幕に際し、黙とうをささげる各国大使(EPA時事)

2月28日、ニューヨークで国連総会の緊急特別会合開幕に際し、黙とうをささげる各国大使(EPA時事)

  • カナダのレイ国連大使=2月23日、ニューヨーク(AFP時事)
  • 2月28日、ニューヨークで行われた国連総会の緊急特別会合で演説するフランスのドリビエール国連大使(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米ニューヨークの国連本部で2月28日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、全193加盟国で構成する国連総会の緊急特別会合が開幕した。初日はシャヒド総会議長、グテレス事務総長に続き、45人の各国代表らが演説。核戦力の態勢強化まで命じたロシアのプーチン大統領や、加担するベラルーシに対し非難が相次いだ一方で、「われわれはウクライナと共にある」と連帯を示す声が続々と上がった。

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 デンマークのヘルマン国連大使は北欧・バルト地域を代表して「平和が勝利し、全ての人々が家に安全に戻れるまで、われわれはウクライナと共にある」と表明。「ロシアが戦闘をやめれば戦争は終わる。ウクライナが戦うのをやめれば、ウクライナはなくなる。目の前にある単純な現実だ」と述べ、揺るがない支援を誓った。
 カナダのレイ国連大使は「ウクライナの人々に直接語り掛けたい。あなたは一人じゃない」と強調。「(ロシアも)一人じゃない。ベラルーシも国連憲章と国際法に違反している」と糾弾した。
 ロシアが核で威嚇したことについてスイスは、「ロシアは(1月に米英仏中と共に)『核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない』との共同声明を発表したばかりではないか」と非難した。
 緊急特別会合は、「国際平和と安全維持に主要な責任を負う」とされる安全保障理事会が、常任理事国の拒否権行使でその責任を果たせない場合に開かれる。ウクライナ侵攻をめぐっては当事国ロシアが安保理での非難決議採択に拒否権を発動したため、米欧など11カ国の理事国が特別会合を要請。安保理が招集を求めるのは40年ぶりのことだ。
 シンガポールのガフール国連大使は「小国が声を上げられるこの会合の開催を歓迎する。強者ができることを行い、弱者が苦しむという『力こそ正義』の世界秩序は小国の生存と安全にとって極めて有害だ」と語った。
 会合では、早ければ3月2日にもロシアやベラルーシを非難する決議案の採決を行う。フランスのドリビエール国連大使は「棄権という選択肢はない。棄権は強者の法を承諾するということだ」として、国際社会が一致してロシアに「ノー」を突き付けるための支持を訴えた。

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