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ロシア・ウクライナ外相が会談へ 仲介のトルコ「和平を支援」―「限定停戦」も攻撃続く - 時事通信ニュース

2022年03月07日23時48分

トルコのチャブシオール外相=2月8日、アンカラ(AFP時事)

トルコのチャブシオール外相=2月8日、アンカラ(AFP時事)

 【イスタンブール時事】トルコのチャブシオール外相は7日、記者会見し、10日にトルコ南部アンタルヤで、ロシアのラブロフ、ウクライナのクレバ両外相と3者会談を行うと表明した。実現すれば、2月24日のロシアのウクライナ侵攻開始後、両国外相が直接対面する初の機会となる。

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 チャブシオール氏は「この会談が転換点になることを望む」と述べ、恒久的な和平につながる取り組みを支援していく考えを示した。
 これとは別に、ベラルーシ西部ブレスト州で7日、ロシアとウクライナによる停戦交渉の3回目の協議が行われた。ウクライナ側は3日の前回協議に続き、即時停戦などを求めたもようだ。
 ロシア国防省は7日、ウクライナの首都キエフ、南東部の要衝マリウポリ、北東部のハリコフ、スムイの4都市で「限定的停戦」に入り、民間人避難のための「人道回廊」を設置すると発表した。プーチン大統領が6日に電話会談したフランスのマクロン大統領の要請に基づく措置とされ、退避先の一部にはロシア、ベラルーシ領内が指定されている。
 人道回廊設置は、ウクライナ各地で民間人が攻撃に遭う事例が相次いで報告される中、配慮をアピールし、非難をかわすのが狙いとみられる。現地では発表後、一部住民の退避が始まったもようだが、交戦は続いている。ロシア国防省はその後、ウクライナ側が人道回廊設置の条件を守っていないと非難。退避が順調に進むか危ぶまれる状況となっている。
 4都市のうちマリウポリでは5、6両日も、ロシア国防省の5日の発表を受けて住民退避の計画が進められたが、砲撃がやまずに両日とも中止に追い込まれた。マリウポリの市長は、ロシアの砲撃がやまなかったと非難した。
 一方、ウクライナ保安局(SBU)は6日、ハリコフの核物質を扱う研究施設にロシア軍がロケット弾を撃ち込んだと発表した。ロシア軍は南東部ザポロジエ原子力発電所も攻撃しており、SBUは「ロシア側はまたウクライナの核施設を攻撃した」と非難した。ウクライナ原子力規制当局は7日、施設周辺の放射線量は正常と発表している。

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