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日本人のコロナワクチン接種、「好きなメーカーのものを選べるのか」という大問題 - 現代ビジネス

いよいよワクチン接種が本格化

日本では今月(4月)から、高齢者や基礎疾患のある人たちを筆頭に新型コロナ・ワクチンの接種が本格化していく。

それを前に先日、政府関係者が「接種会場ごとにワクチン(の種類)を決めていくので、会場を選べば打ち分けはできる」と発言。これに対し後日、河野規制改革担当大臣が「完全に勇み足だ。(ワクチンの打ち分けについては)今の時点で何も決まっていない」と訂正した。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210330/k10012944281000.html

こうした若干の混乱は、私たち日本人のワクチン接種に対する本音を半ば先取りした格好かもしれない。つまり、欧米諸国等で現在見られる、特定のワクチンに対する選り好みの傾向が今後、日本でも見られるようになるということだ。おそらく日本の政府関係者は今からそれを心配しているのだろう。

Gettyimages

3~4種類のワクチンが選択肢に

現時点で日本で接種されることが決まっているのは、米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカ製のワクチンだ(ただし現時点で厚労省から承認されているのはファイザー製ワクチンのみ)。

このうち、すでに医療関係者らに向けて接種が始まっているファイザー製ワクチンは、今年中に1億4400万回(7200万人)分の供給を受ける契約が結ばれている。一方、モデルナ製のワクチンは5000万回(2500万人)分、アストラゼネカ製は1億2000万回(6000万人)分の調達契約が結ばれている。

これらを合算すれば容易に分かるが、優に日本の総人口を越えてしまう量のワクチンが確保されていることになる。しかし、事前の契約通りにワクチンが供給される保証はないので、日本政府は大事をとって米ジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンも、その調達を現在検討中とされる。

ワクチンが一種類に限定されていれば誰も迷わないのだが、これだけ種類が増えてくると人々の間に選り好みが生じる可能性が高い。

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