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ウクライナ軍の特殊部隊、一方的に併合されたクリミア半島西部に一時上陸…旧ソ連からの独立記念日 - 読売新聞オンライン

 ウクライナの国防省情報総局は24日、特別作戦の一環として、ウクライナ軍の特殊部隊が、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島に一時的に上陸したと発表した。ロシアの侵略開始から1年半になる24日は、旧ソ連から独立した記念日でもある。ロシアを揺さぶるとともに、自軍の士気を高める狙いもあったとみられる。

 発表などによると、部隊が上陸したのはクリミア半島西部。ロシア側と戦闘になったが、部隊は死傷者を出さずに上陸し、撤収したとしている。上陸した地でウクライナ国旗を掲げたといい、情報総局は「全ての目標と任務は完了した」としている。

 情報総局によると、クリミア半島では23日にも、露軍の防空ミサイルシステム「S400」が爆発によって「完全に破壊された」という。同局は爆発の動画を公開し、「今後クリミアで起こる出来事に深刻な影響を与えるだろう」と指摘した。防空システムの損失は、露側にとって痛手とみられる。

 一方、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、首都キーウで独立記念日の演説を行い、戦況について「勝つことができる」と述べ、「子供らが同じように独立を祝うだろう。孫やその孫たちも」と団結を呼びかけた。

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