イスラエル、ガザ南部から戦闘部隊撤収 「休養と補修が目的」と米高官 - 産経ニュース

７日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで、イスラエル軍部隊の撤収後、破壊された住宅の様子を見るパレスチナ人（ロイター）

【テルアビブ＝佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスと戦うイスラエル軍の報道官は７日、パレスチナ自治区ガザ南部から戦闘部隊を撤収させたことを明らかにした。英ＢＢＣ放送（電子版）などが伝えた。

ガザには一部の部隊が残っているが、ガザを南北に分断する回廊などの状況を監視するためとみられる。

イスラエルはハマスの壊滅を掲げ、ガザ最南部ラファへの地上作戦の準備を進めていた。イスラエル軍報道官は戦闘部隊の撤収について、南部ハンユニスでの任務が完了したことを受けて部隊を再編し「次の段階」に備えるためだと述べ、戦闘は続くと強調した。

カービー米大統領補佐官も７日、イスラエル軍の戦闘部隊撤収について「休養と補修が目的」との見方を示した。ロイター通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相は７日、ハマスが人質を解放しない限り停戦には応じないと改めて主張した。

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