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イランと代理勢力のイスラエル攻撃、差し迫っていると米判断-関係者 - ブルームバーグ

イランまたはその代理勢力がイスラエルの軍事・政府関連拠点をミサイルやドローンで大規模な攻撃を近日中に仕掛けると、米国とその同盟国はみている。事情に詳しい関係者が明らかにした。攻撃が実際に発生すれば、6カ月に及ぶイスラエルとイスラム組織ハマスの戦争が大きく拡大することになる。

  部外秘の情報だとして匿名を要請した関係者によると、恐らく高精度ミサイルを活用した攻撃が向こう数日以内にもあり得る。攻撃はあるかどうかというより、いつあるかの問題だと、米国とイスラエルの判断に基づき関係者の1人は述べた。

  この報道後、北海ブレント原油は1%余り上昇し、1バレル=90ドルを突破。年初来の上げは16%に達した。中東情勢が緊迫化し戦争のリスクプレミアムが原油相場を押し上げている。

  シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館敷地内の建物が先週攻撃を受け、イランの軍司令官らが死亡した。イランはこの報復でイスラエルを攻撃すると 宣言した。大使館建物への攻撃をイスラエルは公に認めていないが、同国はこれまでにもシリアやレバノンなどでの作戦で曖昧さを保つことを政策としている。

  イスラエルに対して西側同盟国は、政府や軍の施設が攻撃となる可能性があり、民間施設は標的にされない見込みだと伝えたと、関係者は述べた。計画立案と情報判断の共有で米当局者がイスラエルと支援しているという。イスラエルはこの攻撃を待って、ラファのハマスに対する地上攻撃を行うと同盟国に通知した。

  関係者によると、イランとその代理勢力による攻撃は、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラのいるイスラエルの北側から仕掛けられるとは必ずしも限らないことを米国と西側の情報は示唆している。

  イスラエル当局者の見方も同盟国と一致しているという。同国は領内が攻撃されれば、イランの領内を攻撃すると公に警告している。

原題: US Sees Missile Strike on Israel By Iran, Proxies as Imminent(1)(抜粋)

(第3段落以降に情報を加えます)

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