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ガザ地区退避 国境なき医師団の日本人スタッフ 緊迫の日々語る - nhk.or.jp

イスラエル軍が先月13日、ガザ地区北部の住民に対して、避難するよう通告したあと、比較的安全だとされる南部にある施設に移りました。

ガザ地区北部を離れた際の状況について、白根さんは「現地のパレスチナ人のスタッフは、私たち外国人が出ていくと空爆のターゲットになってしまうのではないかと懸念していました。あとで現地のスタッフに聞いたところでは、地元の住民が走り出した私たちの車を追いかけて『何で行ってしまうのか』とか、『乗せてくれ』と訴えていたそうで、それを知った時は胸が張り裂けそうになりました」と複雑な心境を話しました。

また、エジプトへの退避まで2週間あまり続いた南部での生活については「昼夜問わず空爆が続いていて、夜中の3時、4時であっても目を覚ますという生活でした。私たちの食料や水は、現地のパレスチナ人が命がけで確保してくれました。退避直前には食料が尽きてきて、なくならないように計算しながら、食べていました」と話しました。

白根さんたちは、今月1日にラファ検問所を通ってエジプト側へ退避しました。

そのときの状況について、白根さんは「検問所には3週間開くのを待っていたという人も多く、いち早く境界を越えようと混乱した状態で、人が入り口に押し寄せている状況でした。パレスチナ人のスタッフが通訳をしてくれたり、人混みをかきわけて、私たちを通してくれたりして、ようやくエジプト側に渡りました」と説明しました。

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