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国連安保理 ガザ地区への人道支援拡大決議案を採択 米ロが棄権 | NHK - nhk.or.jp

国連安保理では22日、日本時間の23日未明に緊急会合が開かれました。

安保理では、ガザ地区への人道支援を拡大するための決議案をめぐり、各国が鋭く対立して採決が4日連続で延期される異例の事態となっていましたが、UAE=アラブ首長国連邦とアメリカが決議案をとりまとめ、提出しました。

決議案は、急速に悪化しているガザ地区の人道状況に深い懸念を示した上で、人道支援を大規模に増やすために敵対行為の停止に向けた条件をつくるよう求めているほか、ガザ地区に搬入される支援物資の監視や調整などを行う国連調整官を任命するよう求めています。

会合でははじめに、ロシアが決議案のさらなる修正を求め、採決が行われましたが、アメリカが拒否権を行使してロシアの提案は否決されました。

その後、決議案の採決が行われ、15か国のうち日本やイギリス、フランスや中国など13か国が賛成、アメリカとロシアが棄権し、決議案は採択されました。

イスラエル軍とイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まって以降、国連安保理で事態打開を目指す決議が採択されたのは、11月15日に続き2回目で、ガザ地区で民間人の犠牲が増え続けるなか、安保理として人道状況の改善に取り組むようイスラエルに迫ったかたちです。一方、決議が採択された後、イスラエルの国連次席大使は「安保理はまずテロ組織の脅威を取り除くことに取り組むべきだ。ハマスの能力を排除するというわれわれの使命は変わらない」などと主張していて、今回の決議が事態の打開につながるかどうかは不透明です。

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