トランプ氏「起訴された」機密持ち出し、１３日出廷か―口止め料に続き、連邦法では初・米 - 時事通信ニュース

2023年06月09日12時35分

　【ワシントン時事】トランプ前米大統領（７６）は８日、自身のＳＮＳで「バイデン政権が私を起訴したと、私の弁護士に伝えた」と明らかにした。大統領退任後のホワイトハウスからの機密文書持ち出しに絡む罪状とみられる。１３日午後３時（日本時間１４日午前４時）に南部フロリダ州マイアミの連邦裁判所に出廷を命じられたといい、「私は無実だ」と主張している。

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　米メディアは、国防機密を意図的に所持したスパイ防止法違反や虚偽陳述、司法妨害など少なくとも七つの罪状でトランプ氏は起訴されたと報じた。同氏は３月、不倫相手への口止め料支払いを巡るビジネス記録改ざんなどで大統領経験者として初めて起訴され、刑事訴追は２回目。連邦法での起訴となれば、大統領経験者では初となる。
　トランプ氏は、同じく副大統領時代の機密文書を自宅などに持ち出した疑いで捜査を受けているバイデン大統領が起訴されていないことにも言及。「このようなことが起きるとは思ってもみなかった。米国にとって暗い日だ」と批判した。
　連邦捜査局（ＦＢＩ）は２０２２年８月、トランプ氏が文書を保管していたフロリダ州の私邸を家宅捜索。その後は司法省が任命した特別検察官が捜査を続けていた。トランプ氏は２４年大統領選の共和党候補指名レースを争っている。

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