習近平氏とビルゲイツ氏北京で会談 - 産経ニュース

ビル・ゲイツ氏（左）と握手する中国の習近平国家主席＝１６日、北京（新華社＝共同）

中国の習近平国家主席は１６日、米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏と北京で会談し、米中の「友好が続くことを望んでいる」と述べた。中国国営メディアが伝えた。ブリンケン米国務長官が１８～１９日の日程で訪中するのを前に友好関係を維持してきたゲイツ氏と会談し、米中関係への見解を表明した形だ。

ゲイツ氏らの慈善団体は２０２０年に中国の新型コロナウイルス対策支援を表明し、習氏が謝意を示したことがある。会談で習氏はゲイツ氏について「今年になって北京で会う最初の米国の友人だ」とし、協力関係を強化したいと述べた。

習氏は「中米関係の基礎は民間にあると私は常に言ってきた」と強調。「世界はコロナ禍から抜け出しており、人々は活発に交流し理解を増進しなければならない」とも語り、ゲイツ氏が世界の貧困撲滅や公衆衛生の向上に取り組んできたことを称賛した。

中国で１月に「ゼロコロナ」政策が終了してから世界の企業家が相次いで訪中しているが、李強首相らが対応するのがほとんどで、習氏が面会するのは珍しい。（共同）

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