【ウクライナと共に長期化する戦争】③南部でパルチザン始動 - 産経ニュース

ウクライナと共に　長期化する戦争

2022/8/25 20:03

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ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所入り口を警備するロシア軍兵士＝５月２０日（ＡＰ）

ロシアの占領下にあるウクライナ南部ヘルソン州で住民の反露パルチザン闘争が本格化している。ヘルソン州を脱出してジョージア（グルジア）を拠点に活動する男性、ステファン・ボロンツォフ氏（２４）がオンライン取材で明かした。

「ヘルソン州でロシアを支持している住民は１０％程度だ。パルチザンには十分な武器が供給されている」。ボロンツォフ氏はこう語った上で、今後の展開を予測した。「ウクライナのヘルソン州奪還は早いか遅いかだけの問題だ。ウクライナ軍はパルチザンと協力し、高精度兵器やドローンで露軍拠点をたたく。市街戦の大流血なしで、撤退せざるを得ない状況に露軍を追い込めるだろう」

ロシアが２０１４年に併合した南部クリミア半島では最近、露軍基地や弾薬庫が相次いで大爆発を起こしている。ウクライナ高官は「たばこの不始末が原因だ」とはぐらかすが、パルチザンやウクライナ情報機関の活動成果であることを疑う者はいない。南部戦線の攻撃・補給拠点となっているクリミアの露軍施設をつぶし、さらには半島を解放する狙いがある。

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