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沈没した巡洋艦「モスクワ」の船員生存か、ロシア国防省が映像公開 クリミア半島に滞在と - BBCニュース

Still from video of sailors said to be crew members of the Moskva

画像提供, Reuters

動画には、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島の港町セヴァストポリで、「モスクワ」に乗船していたとされる約100人の船員たちがずらりと並び、ロシア海軍の最高司令官ニコライ・エヴメノフ提督と将校2人が歩く様子が映っている。撮影の日時は不明。

エヴメノフ氏は、将校と乗組員は現在セヴァストポリの基地に滞在しており、海軍での任務を続ける予定だと、動画の最後のインタビューで語った。

「モスクワ」の沈没は、ロシア側の士気に大打撃を与えたと言われている。

ロシア国防省は14日夜、同艦が母港セヴァストポリへ曳航(えいこう)中に、「荒れた海」が原因で沈んだと発表した。

「モスクワ」をめぐっては、ウクライナが同国製の対艦ミサイル「ネプチューン」で攻撃したと発表していた。ロシア側はこれに対し、艦内で火災が発生し弾薬が爆発したため、「艦体が重大な損傷を被った」と説明していた。

ロシアは火災発生後に乗組員全員が付近のロシア艦に退避し、クリミア半島のセヴァストポリへ移動したと発表していた。乗組員の生存を示す証拠が示されたのは今回が初めて。

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火災や沈没による死傷者について、ロシア側からの報告はない。

しかし、ロイター通信は米政府高官の話として、米政府は死傷者が出ているとみていると伝えた。

ウクライナ側は、「モスクワ」のアントン・クプリン艦長が船内で死亡したとしているが、BBCはこの主張を検証できていない。

Image shows Moskva ship

画像提供, MAX DELANY/AFP

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全長186.4メートル、乗員最大510人、排水量1万2490トンのミサイル巡洋艦モスクワは、現ウクライナの南東部ミコライウで建造された。第2次世界大戦以降で任務中に沈没した軍艦としては、最大規模となる。

この巡洋艦は以前は、シリア内戦に軍事介入したロシア軍を地中海から援護した。

黒海のスネーク島に駐留するウクライナ部隊は2月24日の軍事侵攻開始直後、巡洋艦モスクワによって、投降するよう指示された。しかしそれを無視し、「地獄に落ちろ」と言い返していた。このことからも、巡洋艦モスクワはウクライナ国内でも注目され、発行された記念切手は人気を集めていた。

ロシアがウクライナ侵攻開始後、海軍艦を失うのは2隻目。南東部ベルジャンスクで3月24日には、大型揚陸艦サラトフがウクライナの攻撃で撃沈した。

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