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台湾総統、ワクチン購入妨害で中国を批判 - 産経ニュース

26日、台北市の民主進歩党本部で話す蔡英文総統(同党提供・共同)
26日、台北市の民主進歩党本部で話す蔡英文総統(同党提供・共同)

【台北=矢板明夫】27日付の台湾紙によると、蔡英文総統は26日に開かれた与党、民主進歩党の会合で、新型コロナウイルスのワクチン購入について「私たちはドイツのメーカーとの交渉がほぼ完了していたが、中国の介入により契約できなかった」と話し、中国の妨害活動を批判した。

報道によると、台湾側は、ドイツのバイオ企業ビオンテックと交渉していたが、同社とすでに契約済みの中国の「上海復星医薬」が、中国本土や香港、マカオだけでなく台湾での販売代理権も自分たちが有している-などと介入。ビオンテック側が台湾との契約を見送った状態だという。

台湾では5月中旬以降、新型コロナの感染が急拡大したため、ワクチン不足が大きな問題になっている。人口約2300万人のうち、これまでに購入したワクチンは約70万回分だけ。中国が台湾に自国製ワクチンを提供する意向を示しており、親中派の野党、中国国民党も「中国から購入すべきだ」と主張している。

これに対し、陳時中・衛生福利部長(衛生相)は26日、中国製ワクチンについて「怖くて使えない」と安全性に懸念を示し、拒否する考えを明らかにした。

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