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バイデン氏、コロナ発生源の追加調査を指示…副報道官「中国の透明性は不十分だ」 - 読売新聞

 【ワシントン=船越翔】米国のバイデン大統領は26日、新型コロナウイルスの発生源に関する追加調査を行い、90日以内に結果を報告するよう情報当局に指示したと発表した。バイデン氏は各国と連携し、中国に対して、透明性の高い国際調査への参加や、関連データの提供などを強く求めていく考えも表明した。

 バイデン氏は26日の声明で、「現時点で、問題の最終結論にはまだたどり着いていない。情報収集や分析を強化する」と追加調査の意義を強調した。

 発生源についてバイデン氏は3月、▽感染した動物が人間に接触▽中国・武漢のウイルス研究所からの流出――の二つの可能性について調べるよう情報当局に指示した。今月に入って報告を受けたが、判断に必要な情報が足りないため、当局内でも見解が割れていると説明している。

 カリーヌ・ジャンピエール大統領副報道官は26日の記者会見で、「ウイルスの起源を知ることは将来のパンデミック(世界的大流行)への備えにつながる」と訴えた。さらに、「中国の透明性は不十分だ」と述べ、これまでの中国の対応に問題があったとの見解を改めて示した。

 これを受け、在米中国大使館は26日に声明を発表し、中国の研究所からの流出説は「陰謀論だ」と否定した。さらに、「発生源の特定を政治化すれば、パンデミックに対する世界の協調を著しく妨げることになる」と米国をけん制した。世界保健機関(WHO)は3月に公表した報告書で、研究所から流出した可能性は「極めて考えにくい」としている。

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