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レバノンの貯水湖で魚が大量死 職員が「約40トン分を運び出した」 - livedoor

【AFP=時事】レバノン東部にある汚染度の高い貯水湖の湖岸に、数日間で数十トン分の魚の死骸が打ち上げられた。当局者が29日、明らかにした。

 貯水湖は、リタニ(Litani)川に造られたカラウン(Qaraoun)湖。地元漁師らは、これほど大量の魚が死んだことは過去になかったと語っている。

 初期報告では、ウイルスによってコイのみが大量死したとされたが、同湖の水質を長年にわたり調査してきた専門家は、汚染が原因の可能性もあるとしている。

 5キロ以上にわたり広がるカラウン湖の湖岸には29日、何百匹にも上る大小さまざまの魚の死骸が打ち上げられ、腐臭が周囲に漂った。

 釣り用の作業着に身を包んだリタニ川管理当局の職員は、「死んだ魚を回収し始めて3日目になる」と言い、これまでに「約40トン分を運び出した」と語った。

 カラウン湖は1959年、水力発電とかんがい用水供給のため建設された。だが専門家の間からは近年、大量の廃水や産業廃棄物、農薬や肥料を含む農業排水により、水質汚染が進んでいることを懸念する声が上がっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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