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まさかの「トランプ当選」…なのか? 大統領選の「勢力図」は変わってきている - 現代ビジネス

トランプ大統領の猛追

11月3日の米大統領選を4日後に控えた今、劣勢と見られている現職のドナルド・トランプ大統領の猛追が大きな話題となり、民主党のジョー・バイデン前副大統領陣営は危機感を強めている。

この数日間、FOXニュースなど米保守系メディアでは「トランプの奇跡の大逆転はある!」といった見出しが躍るようになったが、その実態は「奇跡」という言葉を外すべき程の勢いがトランプ陣営にある。

photo by gettyimages

一方、リベラル系の米CNNテレビの報道や世論調査を基にする日本の民放テレビ番組(特に朝昼のワイドショー)は「バイデン勝利」で間違いないとほぼ断定的に報じている。

では、何がどう違うのか。先ず、指摘すべきは既に7000万人余が済ませた期日前投票・郵便投票は民主党に有利とのこれまでの見方を修正する必要が出てきたということである。焦点の激戦6州のなかでもバイデン氏優勢が伝えられてきた中西部のウィスコンシン、オハイオ、ミシガン州と東部ペンシルベニア州で大きな変化があったのだ。

米政治専門サイトの集計によると、10月20日頃までは上述の各州でバイデン氏が7.8ポイント(ミシガン州)から5.1P(ペンシルベニア州)トランプ氏をリードしていた。ところが、5日後の25日になると中西部3州は±0となり、ペンシルベニア州もバイデン氏リードが僅か0.2Pまで縮小した。もう一つの注目の南部フロリダ州では何と0.6Pの僅差でトランプ氏が逆転したのだ。

その後の経過を見てみる。ウィスコンシン州:トランプ氏5Pリード、ミシガン州:T氏2Pリード、オハイオ州:T氏2Pリード、ペンシルベニア州:T氏7.8Pリードとなった(29日付の米NBCテレビ世論調査)。まさに選挙戦復帰後のトランプ氏と、バイデン氏の核心支持層の「熱量」の差が出たと言っていい。

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