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ゼレンスキー氏、米欧の兵器が「強力に機能し始めた」…ロシア軍の損失は「増えるのみ」 - 読売新聞オンライン

 【キーウ=安田信介】ウクライナ大統領府の発表によると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、米欧から供与された兵器が「強力に機能し始めた」と述べ、侵略を続けるロシア軍への反攻に期待感を示した。一方、露軍は東部ドネツク州の制圧に向け、部隊の「再構築」を図っているとの見方が出ている。

 ゼレンスキー氏は6日夜のビデオ演説で、「米欧の『大砲』は、まさに必要とする精度だ」と語った。倉庫など露軍側の補給関連施設に攻撃を加えることで、「露軍は補給が困難になり、攻撃の可能性は大幅に減り、損失は増えるのみとなる」と強調した。

 露軍はドネツク州各地で攻撃を続けている。しかし米政策研究機関「戦争研究所」は6日に発表した分析で、露側が3日に東部ルハンスク州の制圧を宣言して以降、新たな制圧地域の拡大を主張していないと指摘した。その上で、「露軍はより大きな攻撃作戦の条件を設定し、野心的な作戦に必要な戦力を再構築しようとしている」との見方を示した。

 英国防省は6日、露軍がドネツク州の主要都市スラビャンスクを次の標的にしているとの分析を示した。北隣のハルキウ州の拠点から攻勢を仕掛け、露軍の地上部隊は市の北方約16キロ・メートルまで迫っているという。

 露下院は6日、政府が企業に露軍などへの物資提供を要求し、軍需企業などの従業員の勤務についても指示できるようにする2法案を可決した。政府の法案提出から約1週間で下院を通過した。上院の承認後、プーチン大統領の署名によって発効する見通しで、プーチン政権は官民総動員で軍を支える態勢の強化を急いでいる。

 一方、ウクライナのデニス・シュミハリ首相は6日、SNSを通じ、スイスで4~5日に開かれた「ウクライナ復興会議」に関し、「すぐに我々の国を支援するため、約19億ドル(約2580億円)の拠出について合意に達した」と明らかにした。このうち財政支援に約6億ドル、農業分野に約5億ドルが充てられると説明した。

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