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北朝鮮がプルトニウム抽出か 原子炉再稼働、核増産へ - 産経ニュース

北朝鮮・寧辺の核施設を撮影した衛星写真=7月27日(AP)
北朝鮮・寧辺の核施設を撮影した衛星写真=7月27日(AP)

北朝鮮が今年に入り、寧辺(ニョンビョン)の核施設で原子炉や再処理施設を再稼働させたとみられることが国際原子力機関(IAEA)がまとめた最新報告書で判明した。核兵器の原料となるプルトニウムを抽出した可能性がある。核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中断する一方、核増産を続けている実態が明らかになった。

8月27日付の報告書によると、寧辺の実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)で7月初旬以降、冷却水排出など稼働を示す兆候が確認された。同炉は2018年12月ごろから停止状態だったが、再稼働したもようだ。

これに先立つ今年2月中旬から7月初旬までの5カ月間、再処理施設の蒸気プラントが稼働した。北朝鮮は過去、黒鉛減速炉から取り出した使用済み燃料を同施設で再処理し、核兵器の原料となるプルトニウムを抽出してきた。(共同)

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