ドイツで１０１歳がワクチン接種ＥＵ、一部の国で先行 - 産経ニュース

米製薬大手ファイザーのロゴを背景に「新型コロナウイルスのワクチン」のラベルが貼られた瓶＝１０月（ロイター＝共同）

　ドイツなど欧州連合（ＥＵ）加盟国で２６日、米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。ＥＵ欧州委の販売承認を受け、域内では２７日から接種が本格化する。ドイツの第１号は東部ハルバーシュタットの高齢者施設に入居する１０１歳の女性で、落ち着いた様子で接種を受けたという。欧米メディアが伝えた。

　ハンガリーやスロバキアでも２６日、医療従事者らに対する接種が始まった。同ワクチンは英国で感染が広がる変異種にも効果があるとされ、欧州での感染収束に期待がかかる。

　ドイツの１０１歳の女性が入居する施設では、他の高齢者や職員らも接種を受けた。準備が整い、全国に先駆けての実施となった。

　ドイツのシュパーン保健相は２６日の記者会見で、２７日が「欧州にとって希望に満ちた日になる」と述べた。当局は来年１月以降、接種対象を高齢者のほか、医療従事者や介護職員らにも順次広げる。夏には全国民が接種を受けられる見通しという。（共同）

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