![オーストラリア北西部の鉄鉱石の積み出し港、ポートヘッドランド。大型船が次々と出入りする=2024年5月21日午前11時30分、平野光芳撮影](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/06/12/20240612k0000m030132000p/9.jpg?1)
岸壁に着いた大型のばら積み船に、ベルトコンベヤーで鉄鉱石が乗せられ、続々と出発していく――。オーストラリア北西部ポートヘッドランド港は、世界最大規模の鉄鉱石の積み出し港だ。地元港湾局のサミュエル・マクスキミング局長は「中国の建物もこの鉄鉱石で作られているんです」。
豪州にとって中国は日本をしのぐ最大の貿易相手国だ。鉄鉱石や石炭、液化天然ガス(LNG)といった鉱物資源を大量に輸出しており、豪経済の中国依存度は高い。ただ強権的な政治体制で、海洋進出を強める中国とどう付き合うかは頭が痛い問題だ。
オーストラリアは豊富な化石燃料資源がある半面、地球温暖化防止に向けた「脱炭素」が大きな課題です。現状と取り組みを報告します。
・空前のLNG輸出ブーム
・水と空気で「パン」を作る方法
・中国依存のリスク懸念
特に2020年には当時のモリソン首相が新型コロナウイルスの発生源の調査を中国に強く要求し、両国関係が悪化した。中国は「害虫」を理由に豪産木材の輸入を制限したほか、ワインに最大218%の関税をかけるなど報復を行い、豪経済は打撃を受けた。その後、制裁措置は徐々に解除されたものの、対中国の「政治リスク」が鮮明になった。
さらに豪国籍のジャーナリストが20年に中国で拘束される事件が起きたほか、伝統的に豪州の影響力が強い南太平洋の島しょ国に対して中国が進出を強めており、豪中には常に一定の緊張関係がある。
英米よりも信頼できる「日本」
これに対して…
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