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トランプ弾劾裁判の弁護団、トップが突然辞任 戦略めぐり対立か - Newsweekjapan

トランプ前米大統領の弾劾裁判を担当する弁護チームのトップ2人が30日に突如として辞任したことが、事情に詳しい関係筋の話で明らかになった。

トランプ氏の事務所は31日、弾劾裁判ではデービッド・ショーン、ブルース・キャスター両弁護士が弁護チームを率いると発表した。

弁護チームを離れたのはサウスカロライナ州のブッチ・バウアーズ、デボラ・バルベリ両弁護士。関係筋は「双方が合意した決定」だとした。

別の関係筋によると、弁護チームと関係のある他の3人の弁護士もトランプ氏とたもとを分かった。

3人目の関係筋は、トランプ氏とバウアーズ氏は弾劾裁判が始まるのを前に、戦略を巡り意見が食い違ったと語った。トランプ氏はいまだに、自分は昨年11月の大統領選での大規模不正の被害者だと主張している。

議会上院は2月9日に弾劾裁判を開始する見通し。トランプ支持者が連邦議会議事堂に乱入した1月6日の事件を巡り反乱扇動が問われることになる。

ウクライナ疑惑を巡るトランプ氏の1回目の弾劾裁判を担当したホワイトハウスのシポローネ法律顧問とパット・フィルビン次席法律顧問(ともに当時)は今回の弾劾裁判には関与しないとみられる。

トランプ氏の顧問、ジェイソン・ミラー氏は「既に退任した大統領に対する民主党の弾劾の試みは完全に違憲で、この国にとって非常に悪い」とコメントした。

上院は26日、トランプ氏弾劾裁判の停止を求めて提出された動議を過半数で否決した。ただ、採決の結果は賛成45、反対55と、裁判停止に反対した共和党議員は5人にとどまり、同党の結束の強さを浮き彫りにした。実際の裁判でトランプ氏を有罪とするのに必要な票は集まらないとの指摘も出ている。

[ロイター]


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