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習主席、中国でまん延しているコロナは致死率低いと発言-EU当局者 - ブルームバーグ

中国の習近平国家主席は同国で現在まん延している新型コロナウイルスについて、致死率が比較的低いオミクロン変異株だとの認識を示した。欧州連合(EU)のミシェル大統領と1日に北京で会談した際の発言だとして、EU当局者が明らかにした。

  両首脳の会談について説明を受けたというこの当局者によると、習主席は、オミクロン変異株はより毒性の強いデルタ変異株のようなものではないと述べた。中国当局が新型コロナに関する制限措置を緩和する計画があると、習主席がミシェル大統領に明確に示すことはなかったとも語った。当局者は非公開情報だとして匿名を条件に話した。

  情報が正式に確認された場合、この発言は習主席が新型コロナウイルスの弱毒化を初めて公に認めたものとなる。中国の指導部がこれまで3年にわたって続けてきた厳格な「ゼロコロナ」政策を一段と緩和する方向に向かう可能性も示唆する。

  在米中国大使館の劉鵬宇報道官は、EU側のコメントに関する取材に対し、両首脳の会談に関する公式の 発表資料以上の情報を持ち合わせていないと述べた。同資料には、習主席がオミクロン変異株について発言したとの記述はない。

   ニューヨークの助言会社テネオ・ホールディングスのマネジングディレクター、ガブリエル・ウィルダウ氏は「これは、中国がゼロコロナ政策からの出口戦略の下準備を進めつつあることを示す新たなサインのように見える。習主席ら党指導部にとって、コロナ政策のいかなるシフトも公衆衛生上の判断であり、抗議デモからくる政治面での圧力に基づくものではないと国内外に伝えることは重要だ」と指摘した。

  中国ではゼロコロナ政策に対する抗議が先週末に拡大。中国当局のスタンスが軟化することでこうした抗議の動きが和らぐかはまだ分からない。

  習主席はミシェル大統領に対し、数日前に中国全土の複数の主要都市で見られた抗議デモは、コロナのパンデミック(世界的大流行)でいら立つ「学生やティーンエージャーが中心」だったとも述べたとEU当局者は明らかにした。 

原題: Xi Sees Covid in China as Now Less Lethal, EU Official Says(抜粋)  

(習主席の発言についてのEU当局者の説明を追加し更新します)

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