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1匹だけみにくい子猫、病気と思ったら「オオカミ」だった - Newsweekjapan

<重い病気にかかって毛が抜けたようにしか見えない子猫が、実は自然の突然変異で誕生した希少な品種の猫であることがわかった>

メイン州に住む写真家ブリアナ・ウォルトンは、心底驚くべき体験をした。育てている子猫の1匹が病気になったと思ったら、実は非常に珍しい品種の猫「ウルフキャット」だったのだ。

自宅で預かっている2匹の猫が相次いで子猫を生んだのは7カ月前。計12匹の子猫のうち、1匹だけがきょうだいの猫たちとは違っていた。ウォルトンは奇妙な外見の子猫をグレイシーと名付け、その姿を映した動画をTikTokで共有し始めた。

当初、グレイシーは病気ではないか、とウォルトンは考えていた。毛が抜けてまだらになり、弱々しく、きょうだいの猫たちとまったく似ていなかったからだ。

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グレイシ-の動画にウォルトンは、「この子は重い病気だと思っていた。まさか、ウルフキャットの赤ちゃんだとは思わかなかった」というコメントをつけている。

グレイシーの動画は爆発的な人気を博し、再生回数は200万回を超えた。ウォルトンはインスタグラムに「メイン州の有名なウルフキャット」としてアカウントを開設した。

動物ニュースサイトの記事によれば、最初、ウォルトンは急いでグレイシーを獣医に見せた。子猫によくある発熱で毛が白くなる現象「フィーバーコート」の可能性はあるが、それ以外は健康で、元気という診断だったとウォルトンは語っている。

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狼男のような顔の猫

ウォルトンはグレイシーを数多くのきょうだい猫と一緒に育てているが、グレイシーが他の猫と違って見える理由がどうしてもわからなかった。

そこで、グレイシーに似ている猫をグーグルで探し始め、ライコイあるいは「オオカミ男猫」とも呼ばれるウルフキャットのことを知った。

「自分で調べたところ、ウルフキャットは正式名を『ライコイ』というイエネコの一種で、野良猫の集団で自然発生する遺伝子の突然変異によって誕生することがわかった。グレイシーの場合、母方の遺伝だ」と、ウォルトンは言う。

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「猫の毛は普通上毛と下毛の二層構造だが、グレイシーの毛は一層しかない。そして6カ月ごとに生え変わる。毛の生え方は狼によく似ていて、前後にブラッシングすることができる。肌は荒れやすく、顔と足の周囲に油分が蓄積しないように、十分に注意する必要がある」

グレイシーは現在、生後7カ月。「普通のイエネコと同じ。狼男みたいな顔をしていることを除けばね」とウォルトンは言う。

実は、ウルフキャットはものすごく人気のある入手困難な品種で、高価で販売されている。3000ドル前後で売買されていることもわかったと、ウォルトンはつけ加えた。

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