日印首脳が会談、中露念頭に「法の支配」で連携 - 産経ニュース

インド・ニューデリーでモディ首相（右）と会談する岸田首相＝９日（共同）

【ニューデリー＝田中一世】岸田文雄首相は９日午後（日本時間同）、訪問先のインドの首都ニューデリーで、同国のモディ首相と会談した。ロシアによるウクライナ侵略や中国の威圧的行動を念頭に「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持、強化」に向けた連携を確認した。

宇宙など先端技術分野で協力する方針でも一致した。首相は、東京電力福島第１原発処理水に関し、国際基準にのっとり科学的な安全性を確保して海洋放出しており、科学的観点から問題が生じていないと説明した。

首相は、グローバルサウスと呼ばれる新興国・途上国の中核であるインドを重視しており、３月にも訪印した。５月の先進７カ国首脳会議（Ｇ７広島サミット）にモディ氏を招待し、個別会談も行った。

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