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台湾 来年1月の総統選 与党・民進党候補に党主席の頼清徳氏 - nhk.or.jp

中国に融和的な姿勢をとる最大野党の国民党は、今回は予備選挙を実施せず、世論調査などをもとに公認候補を指名する方針です。

有力候補の1人が、新北市長の侯友宜氏です。

侯氏は警察のトップを務めたあと、台湾で有権者が最も多い新北で副市長を経験し、2018年の市長選挙で初当選し、去年、再選されました。

これまでの世論調査では国民党の中で侯氏の支持率が最も高くなっていますが、立候補の表明はしていません。

また、日本のシャープを買収したホンハイ精密工業の創業者、郭台銘氏は今月5日、国民党の指名を得たいという考えを示しました。

郭氏は前回2020年の総統選挙でも国民党からの立候補を目指しましたが、その前の年に予備選挙で敗れて離党しています。

党の現在の規定をそのまま適用すれば、郭氏はことし9月まで復党できず、党の対応が注目されています。

国民党のトップの主席の朱立倫氏は前々回2016年の総統選挙に立候補して民進党の蔡英文氏に敗れました。

今回の総統選挙への立候補にも意欲があるとみられていますが、世論調査の支持率は伸び悩んでいます。

このほか、第3党の民衆党の主席で前の台北市長の柯文哲氏が現在アメリカを訪問中で、総統選挙への立候補に向けた準備とみられています。

柯氏は今月7日に記者会見し「中国とアメリカの対立、国民党と民進党のこう着状況のなか、台湾の第3勢力として打開策を見つける必要がある」と述べています。

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