ウライナのゼレンスキー大統領は17日、米国から供与された長射程の地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をロシア軍への攻撃に使用したと明らかにした。ビデオ声明で表明した。米メディアによると、ウクライナ軍のATACMS使用は初めて。
これに先立ち、ウクライナ軍は同日、露軍の占領下にある飛行場2カ所を攻撃し、多数の露軍の装備を破壊したと発表していた。米CNNテレビなどによると、米当局者はこの攻撃にATACMSが使われたことを暗に認めた。
報道によると、米国はここ数日間にATACMSをウクライナに供与。発表すれば露軍が警戒して装備をATACMSの射程外に移動させる可能性があったため、供与は「秘密裏」に行われたという。
一方、ウクライナ軍によると、露軍の占領下にある東部ルガンスクと南部ベルジャンスクの飛行場に多数の露軍装備が集結している情報を入手。16日夜~17日未明にかけて両飛行場を攻撃し、ヘリコプター9機や防空システム、弾薬庫などを破壊したという。攻撃手段には言及しなかった。
ATACMSは米国が供与済みの高機動ロケット砲システム「ハイマース」から発射可能で、射程は最大約300キロ。ウクライナが反攻作戦に必要だとして供与を求めてきた。バイデン米政権も露国内への攻撃には使用しないとの条件付きで供与する方針を固めたと報じられていた。
からの記事と詳細
https://ift.tt/tGINSEj
世界
Bagikan Berita Ini
0 Response to "ウクライナ、米長射程ミサイルを初使用 「秘密裏」に供与 - 産経ニュース"
コメントを投稿